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【アイリッヒ粉体技術 第12号】アイリッヒタワーミル(R)の紹介

Vol.012 アイリッヒ粉体技術 2021年4月6日発行
日頃より大変お世話になっております。
日本アイリッヒ株式会社 セールスユニットです。
桜の花も咲き揃い心華やぐ好季節を迎えましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、「アイリッヒ粉体技術」第12号は、以下の内容をお届けいたします。

1.粉体技術のご紹介:アイリッヒ タワーミル(R) Vol.1
2.アイリッヒ タワーミル(R)でこんなことができます Vol.1

1. 粉体技術のご紹介:アイリッヒ タワーミル(R) Vol.1
アイリッヒ タワーミル(R)は、1950年代に日本で開発された竪型の媒体撹拌型粉砕機です。
粉砕塔内に充填された粉砕媒体を、二重螺旋付きスクリューで回転させることにより効率的に撹拌し、衝撃・摩砕作用によって粉砕を促進させる機構を備えています。
1950年代には、横型ボールミルに代わる新しい機構の微粉砕機として、鉱石の粉砕用に各種鉱山や製鉄所で続々と採用され、70年代に入ると、亜硫酸ガスによる大気汚染の対策として、石炭火力発電所向けに排煙脱硫用の微粒の石灰スラリー製造用として多数導入されました。近年では鉱石の品位を向上させる目的で海外の鉱山向けに採用され、高評価をいただいています。
また、循環型社会形成に向けた有価金属のリサイクル処理や新規材料の研究開発など、様々な用途への活用が可能です。
千葉県成田市のテクニカルセンターでは、テスト機および分析装置を取り揃え、様々な粉体処理のご要望に対応していますので、どうぞお気軽にご相談ください。

■特長
・小型機(0.4kW)から大型機(1500kW)迄の幅広いラインアップ
・高い粉砕効率により省消費電力を実現
・数マイクロメートルまでの大量微粉砕が可能
・最大10ミリまでの原料が投入可能
・シンプルな粉砕機構、堅牢な構造
・所要動力が回転式ボールミルの約50~70%
・独自の耐摩耗構造によりメンテナンスが容易
・スクリューの回転数が小さいため、低騒音低振動
・省スペースのため既設設備への導入が容易
・粉砕ボールのメンテナンスは運転中の補充のみ
■導入実績
・鉱石(銅・鉛・亜鉛・鉄鉱石・金鉱石・ニッケル鉱等)の粉砕、磨鉱
・排煙脱硫用・排水中和用石灰石の粉砕
・生石灰消和・消石灰反応残渣の粉砕
・酸化マグネシウムの粉砕・水和
・都市ゴミ焼却主灰の脱塩用粉砕
・化学汚泥の粉砕・解膠
・ダイオキシン汚染土壌の無害化処理 等々


2. アイリッヒ タワーミル(R)でこんなことができます Vol.1
今回はご紹介するのは、化学排泥等の粉砕の事例です。
原料は化学排泥、油泥、砂、木、樹脂、溶剤等、10mmを超える塊の混在した性状の安定しない泥状物です。
水等を添加せずに粉砕した結果、均一にスラリー化させることができました。
原料の流動性・搬送性が向上したことにより、それまでは不可能だった、原料をポンプで搬送し焼却炉へ吹き込むことが可能になりました。高い堅牢性を持つアイリッヒ タワーミル(R)は、短時間で効果的な粉砕を可能にします。

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