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【アイリッヒ粉体技術 第8号】 成田テクニカルセンターに新設備導入のお知らせ

Vol.008 アイリッヒ粉体技術 2020年12月25日発行

日頃より大変お世話になっております。
日本アイリッヒ株式会社 セールスユニットです。
方々から雪の便りも届き、冷気に身の引き締まる季節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、「アイリッヒ粉体技術」第8号は、以下の内容をお届けいたします。
1.新設備のご紹介:医薬品・食品・高機能材料向けテスト機「アイリッヒ クリーンラインC40」導入
2.粉体技術のご紹介:解繊・解砕技術の紹介
3.年末のご挨拶

1. 新設備のご紹介:医薬品・食品・高機能材料向けテスト機「アイリッヒ クリーンラインC40」導入
ハイジェニック/サニタリー用途のミキサー、クリーンラインシリーズを開発し、昨年度クリーンラインC5のスケールアップ機C40の販売を開始しました。この度医薬品・食品・高機能材料業界皆様からのご要望にお応えして、成田テクニカルセンターにC40テスト機を導入いたしました。
アイリッヒ独自の混合原理の特徴をすべて備えたアイリッヒ クリーンラインで、貴社原料を使用したテストを実施してみませんか?
テストのご要望含めお気軽にお問い合わせください。

テスト機 クリーンラインC40
特長
■アイリッヒ独自の混合原理の特徴と利点を全て備え、かつシンプルな構造 
■ロータ工具の回転速度を幅広く調整が可能(最大:30m/s)
■1台のミキサーで混合・混練・造粒・コーティング・解繊・研磨と等のさまざまな原料処理が可能
■さまざまな単位操作をロータ工具と混合パンの回転速度の調整で実現
■キャスターによる移送が可能
■GMPへの対応が可能(オプション)
構造
■防水性・清掃性が高いフラットシェイプ
 防水機器の採用やシール構造により、水による洗浄が可能
■原料付着・残留低減に配慮
 逆噴射ノズル:圧縮空気を噴射することで、クロスヘッド下面への原料不着、残留を低減
 ツールセット  :追従式構造により、付着物の掻き残しを低減し、歩留まりを向上
■混合パンの加熱・冷却
  熱風・冷風を取り入れることで、混合パンの加熱、冷却が可能
仕様
■ステンレス構造(SUS304)
■有効容量          : 40リットル
■ロータ回転速度      :無段階変則(周速2~30m/s)
■ロータ駆動モータ容量:5.5kW
■本体重量          :1,900kg 
■寸法              :1,350D X 1,500W X 1,900H mm

2.粉体技術のご紹介:均一な混合に不可欠な解繊・解砕技術の紹介
アイリッヒ インテンシブ ミキサーによる解繊・解砕技術について紹介いたします。
 
【解繊技術について】
繊維質原料の均一な混合・混練・分散には繊維質原料の解繊 (ほぐし)が必要です。
アイリッヒの解繊技術の特長
ロータ工具の高速回転により繊維質原料に強力なせん断力を与え、絡まった繊維質原料をほぐし、分散できます
■粉末と同時投入することにより原料の均一な混合が1台で可能です
アラミド繊維の解繊とセラミックス粉末との混合例
ブレーキ摩擦材の強度を上げるため使用される、アラミド繊維や金属繊維など各種の有機無機繊維をほぐし、主材や結合剤と均一に混合することができました。

【解砕技術について】
フィルターケーキ塊や凝集塊状原料の均一な混合には解砕(ほぐし)が必要です。
アイリッヒの解砕技術の特長
ロータ工具と混合パンの回転数の差により乱流が生じ、効率的に解砕が進行します
セラミックス原料の解砕・混合・造粒例
フィルターケーキ塊をほぐし、各種セラミックス粉末と混合した後、水を加えて造粒サイズ1mm大へ造粒しました。この処理により後工程のプレス成形において必要とされる原料の均質化、型への流動性および均一充填性を確保し、発塵を防止することができました。

3.  年末のご挨拶
コロナ禍の今年、直接お会いすることが難しい状況になり、日本アイリッヒは新たな情報発信の場として、ミキサー技術・粉体技術に関する最新情報をお届けするメールマガジンを始めました。

EIRICHが150年以上の長きにわたり蓄積した実績・経験・ノウハウから新製品・最新情報をお届けしてまいりましたが、本号が今年の最終号となります。来年も引き続き皆様のお役に立てる情報を発信し続けてまいりますので、今後とも末永いお付き合いを心よりお願い申し上げます。

今年は新型コロナウイルス感染症に振り回された一年となりました。一日も早い収束と、新しい年が皆様にとって幸多き一年となりますようお祈り申し上げます。


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