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【アイリッヒ粉体技術 第9号】 エバクテルム(減圧ミキサー)のご紹介

Vol.009 アイリッヒ粉体技術 2021年1月28日発行
1.年始のご挨拶
2.粉体技術のご紹介:エバクテルム(減圧ミキサー)の紹介
3.アイリッヒ インテンシブ ミキサーでこんなことができます Vol.6

1. 年始のご挨拶
日本アイリッヒ株式会社 セールスユニットです。
厳しい寒さが続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
旧年中は大変お世話になりありがとうございました。
2021年最初の「アイリッヒ粉体技術」をお届けします。
本年も皆様のお役に立てる情報を発信してまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

2.粉体技術のご紹介:エバクテルム(減圧ミキサー)の紹介
エバクテルムは、従来のミキシング技術に独自の減圧技術を付加させたシステムです。
この技術により、今までにない高度な複合処理が可能となり、世界のさまざまな業界において斬新なプロセスとして広く活用されています。
エバクテルムの基本原理
「ミキサー内雰囲気を一定に減圧した状態で、水または溶剤を含んだものをその圧力での沸点、つまり温度で処理することが可能」という原理を利用しています。これにより的確で正確な冷却や温度管理が実現します。さらに過熱媒体を使用することで乾燥システムへの応用も可能です。

機能原理

水の沸点は絶対気圧によって決まります。絶対気圧が下がると沸騰プロセスが低温で発生します。

フローシート エバクテルム テクノロジー
*システムの組み合わせは、アプリケーションに応じ最適化が可能です。

特長
■冷却設備が不要で省設備化が可能
■的確な温度管理が可能
■水(または液)分管理が可能
■発塵がない完全密閉構造
■季節変動、環境条件に左右されない処理が可能
用途例
■発熱反応を伴うミキシングプロセス
■冷却を伴うミキシングプロセス
■温度管理を行うミキシングプロセス
■高分散を求めるミキシングプロセス
■脱気を伴うミキシングプロセス
■乾燥を伴うミキシングプロセス(*難乾燥性状物や溶剤を含む原料の乾燥、等)
実績例
■減圧冷却反応混合                :バッテリー、洗剤
■減圧冷却混練                       :生型砂処理
■減圧乾燥混練造粒                :テクニカルセラミックス、摩擦材、廃棄物
■減圧乾燥混練                       :ケミカル
YouTube「EVACTHERM(R) System (エバクテルムシステムによる生型砂処理)」

3.  アイリッヒ インテンシブ ミキサーでこんなことができます Vol.6
今回ご紹介するのは灰の造粒です。
近年、増加の一途をたどる火力発電所から排出される石炭灰・フライアッシュや、最近特に増えているバイオマスボイラー灰を建設資材=再生砂として製品化するプロセスでアイリッヒ インテンシブ ミキサーが活躍しています。
灰 + 特殊不溶化剤 + セメント + 水  → 再生土 
バイオマスボイラー灰 + 特殊不溶化剤 + セメント + 水 → 再生砂
従来、埋立て処分されていた廃棄物を処理することにより、再生土・再生砂として有効利用が可能になりました。

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