1台で複数プロセスに対応

アイリッヒが長年蓄積してきたノウハウにもとづいて、独自の混合理論により開発した高速撹拌混合機です。
1台の機械で混合・造粒・混練・スラリー化など複数のプロセスに対応することが可能です。

本ミキサーは、回転する混合パン(混合容器)とその中心に対し偏心した位置に配置されたロータ工具(撹拌工具)および原料の滞留を防止するために取付けられたツールセット(スクレーパ)の3つから主に構成されています。
時計回りに回転する混合パンに対し、反時計回り(または時計回り)に高速で回転するロータ工具によって被処理物に強力なせん断力を生じさせることができます。

製品ラインアップは、容量0.1L/バッチから、R型(混合パン傾斜タイプ)においては最大8,000L/バッチ、D型(混合パン水平タイプ)においては最大12,000Lまでの幅広い処理容量の機種を取り揃えております。ご要望により最適な機種を選定します。

対応プロセス

混合
造粒
混練
コーティング
分散
反応
乾燥・冷却

基本性能

  • アイリッヒの混合原理により、質の高い混合を短時間で実現
  • ラボ機(0.1L/バッチ)から大型機(12,000L/バッチ)まで豊富なラインアップ
  • 連続式、バッチ式運転に対応
  • 選べる処理品排出方法
  • 運転パラメータの設定が可能、再現性の高い原料処理を実現
  • ロータ工具の形状選定と混合パンの回転数調整が可能

メンテナンス性

  • シンプルで堅牢な構造により、最小限のメンテナンスで高い稼働率を実現
  • 混合パンのフラット構造による高い清掃性
  • 工具が少なく洗浄が容易
  • ツールセット・ロータ工具はいずれも取り外し可能で、水洗いにも対応

汎用性

  • 1台の機械で混合・造粒・混練・スラリー化など複数のプロセスに対応
  • 原料の粘性性質を問わず、さまざまな目的で使用可能
  • 比重の異なる原料の処理が可能

オプション機能

  • 温度管理仕様
  • 防爆対応
  • 摩耗対策仕様
  • エバクテルム(減圧密閉仕様)
  • EIRICH Smart Discharger(吸引型製品排出装置)などをご用意
  • ※オプションの対応可否は機種によって異なります。詳細はお問い合わせください。

アイリッヒ インテンシブ ミキサーは、混合パン、ロータ工具およびツールセットから構成されています。

①ロータ工具(撹拌工具)

混合パンの回転中心に対し偏心した位置に配置され、効率良く原料にせん断力を与えることが可能です。速度は高せん断力を発揮する高速から緩やかな撹拌作用を持たせる低速まで処理目的に応じて設定できます。また、目的のプロセスによって形状や回転方向を選択できます。ロータ工具の最下端に取付けられた底掻きチップは容器底部の付着を防止します。

②ツールセット(スクレーパ)

混合パンの内壁および底面の付着を防止します。また原料の流れる方向を変えミキサー内部の均一化を促進します。

③混合パン(混合容器)

回転することにより、混合容器内のすべての原料を連続的にロータ工具へ送り込みます。

アイリッヒ インテンシブ ミキサーは、混合・造粒・混練・表面改質など、さまざまな原料処理にご活用いただいています。

Mixers Type R

  処理量 運転モード 操作モード 製造国
型式 容量(L) 重量(kg) バッチ式 連続式 大気圧 減圧 日本 ドイツ
EL1/EL1-INOX 1 1.6 ●   ●     ●
EL5 3~5 8 ●   ●   ●  
EL5 Profi Plus 3~5 8 ●   ●     ●
EL10 Profi 8~10 12 ●   ●     ●
EL10 Profi Plus 8~10 12 ●   ●     ●
R05T 15~40 65 ●   ●   ● ●
RL05T 15~40 65 ●   ●   ● ●
R08 75 120 ●   ●   ● ●
R08W 75 120 ●   ●   ● ●
R09 150 240 ●   ●     ●
R09W 150 240 ●   ●   ● ●
R09T 150 240 ●   ●   ● ●
R11 VAC 250 400 ●   ● ●   ●
RV11 VAC 375 600 ●   ● ●   ●
R12 250 400 ● ● ●     ●
RV12 400/500 800 ● ● ●     ●
R12W 250 400 ●   ●     ●
RV12W 400/500 650 ●   ●   ● ●
RLV12W 400/500 650 ●   ●     ●
RLV12W VAC 400/500 650 ●   ● ●   ●
R15 VAC 500 800 ●   ● ●   ●
RV15 VAC 750 1,200 ●   ● ●   ●
R16 600 960 ● ● ●   ● ●
RV16 900 1,440 ● ● ●   ● ●
R16W 600 960 ●   ●     ●
RV16W 900 1,440 ●   ●     ●
RLV16 900 1,440 ●   ●     ●
R19 1,125 1,800 ● ● ●   ● ●
RV19 1,500 2,400 ● ● ●   ● ●
RV23 VAC 3,000 4,800 ●   ● ●   ●
R24 2,250 3,600 ● ● ●   ● ●
RV24 3,000 4,800 ● ● ●   ● ●
RLV24 3,000 4,800 ●   ●     ●
R28 4,000~5,500 6,400~8,800 ● ● ●     ●
R32 VAC 5,250 8,400 ●   ● ●   ●
RV32 VAC 7,000 11,200 ●   ● ●   ●
R33 6,000~8,000 9,600~12,800 ● ● ●     ●

備考:RLで始まる型式のミキサーはスラリー用途です。

Mixers Type D

  処理量 運転モード 操作モード 製造国
型式 容量(L) 重量(kg) バッチ式 連続式 大気圧 減圧 日本 ドイツ
DE22 1,500 2,400 ●   ●   ●  
DEV22 2,250 3,600 ● ● ●   ●  
DWL22 2,250 3,600 ●   ●   ●  
D23 1,500~3,000 2,400~4,800 ●   ●     ●
DEV29 4,000 6,400 ●   ●   ●  
DW29/3 3,000 4,800 ●   ●   ●  
DW29/4 4,000 6,400 ●   ●   ●  
DW29/5 5,000 8,000 ●   ●   ●  
DWL29/5 5,000 8,000 ●   ●   ●  
DWL29/6 6,000 9,600 ●   ●   ●  
DW29/6 6,000 9,600 ●   ●   ●  
DW31/7 7,000 11,200 ●   ●   ●  
DW40 12,000 19,200   ● ●     ●

備考:DWLで始まる型式のミキサーはスラリー用途です。

以下、4 種類の方式をご用意しています。

  • 混合パン脱着式:混合パンを取り外して処理品を排出する方式
  • 混合パン傾動式:混合パンを傾けることで処理品を排出する方式
  • 排出ゲート式:混合パン下部に設けた排出ゲートから処理品を排出する方式
  • 空気輸送式:空気の流れを利用して、配管内で処理品を排出する方式(吸引型製品排出装置 EIRICH Smart Discharger)

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

吸引型製品排出装置 EIRICH Smart Dischargerとは

混合パン上部に取り付けられたノズルと真空発生装置の組合せによる吸引型製品排出装置です。
空気輸送式の排出機構であるため、製品を壊すことなく排出が可能で、製品排出完了までオペレータの介入が不要です。また、排出先は製品の保管容器、次工程など任意に選択できます。

【特長】

  • 空気輸送式の排出機構により、製品を壊すことなく排出が可能
  • 混合パンの回転が製品排出を促し、製品の完全排出が可能
  • 排出完了までミキサーの開閉が不要なため、排出時の発塵を大幅に低減
  • 運転開始から排出完了まで閉じられた環境での作業が可能
  • 次工程への輸送工程を削減でき、省人化、工程の短縮が可能
※こちらの排出装置はオプションです。

アイリッヒの混合技術は、さまざまな産業やアプリケーションの発展の重要な鍵となっています。インテンシブ ミキサーは大気圧下で、エバクテルムでは減圧下での処理が可能です。産業分野の詳細はこちら

工業用化学品

⼀次電池、二次電池、リチウムイオン電池、キャパシタ、燃料電池、摩擦材

建材

サイディング、屋根材、インターロッキングブロック、コンクリート、ドライモルタル、漆喰

環境保護関連

焼却灰、石炭灰、製鉄ダスト、産業スラッジ、汚染土壌

農芸化学品

肥料、飼料、農薬、培土

セラミックス

タイル、耐火物、グラファイト製品、電子部品、触媒

ガラス

FPD ガラス、板ガラス

鋳物

生型砂

化学製品

化学原料、シリコーン、洗剤、石鹸

塗料/インキ/コーティング剤

カラーレジスト、顔料、インキ、塗料、塗膜材

鉄鋼/非鉄金属

鉄鉱石、⾮鉄⾦属鉱石、溶接原料

原料処理事例

世界中のアイリッヒグループで蓄積されたノウハウに、
日本アイリッヒが独自に取り組んできた技術開発の成果を融合させることでより理想的な原料処理プロセスをご提案します。

原料処理事例のご紹介はこちら