課題解決のご提案/微粉末のコーティング 処理事例
アイリッヒのミキサーを用いた、微粉末コーティングの事例をご紹介します。
処理前後の顆粒の状態を写真で比較し、コーティング後の断面図もご確認いただけます。

コーティング処理前のSEM 画像
粉末が積層されていない状態。

コーティング処理後のSEM 画像
顆粒表面が均一にコーティングされ、なめらかになった状態。

コーティングされた粒子の断面
500μm 程の顆粒の表面に対して、5-10μm 程度の均一なコーティングが施されたことがわかる。
被コーティング粒子を破壊することなく、コーティングできていることも確認できる。
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製品のご紹介
アイリッヒ クリーンラインは、アイリッヒ インテンシブ ミキサーの持つ独自の混合原理はそのままに、医薬品・食品および高機能材料など、高い衛生管理が要求される原料処理用として開発されました。洗浄性や耐腐食性に配慮したハイジェニック仕様で、衛生的な状態を容易に維持することができます。大きく分けて日本製とドイツ製の二つのシリーズがあり、日本製は医薬品や健康食品分野などのお客様からのニーズに応えて、独自にGMP における機器設計、製造、検査、据付、試運転の要求事項への対応が可能です。
アイリッヒの混合原理の特⻑
①偏⼼した位置で撹拌するロータ⼯具(撹拌⼯具)
ロータ⼯具の形状、回転⽅向や回転数の変速域を⽤途に合わせて選定可能
②ツールセット(スクレーパ)
混合パンの内壁や床に付着した原料をかき取り、同時にロータ⼯具への効果的な原料移動を促進
③混合パン(混合容器)
回転によって、混合容器内のすべての原料を連続的にロータ⼯具へ供給
クリーンラインの特長
- ロータ工具の形状を選択し、回転速度を調節することにより、最適な原料処理を実現
- せん断力を調整することにより、粒子のサイズや密度をコントロールし、粒度分布はD50=200μm 未満〜1mm 程度など調整が可能
- ダブルジャケット構造で温度コントロールをすることにより、冷却・加熱造粒や温度変化に敏感な原料の処理が可能
- 混練およびその後のスラリー化の両処理において、すぐれた原料の循環と分散が可能
アイリッヒ クリーンライン
GMP 対応も可能なハイジェニック仕様のミキサーです。
少量の原料処理テストより承ります
日本アイリッヒのテクニカルセンターでは、最小1Lから最大400Lまでのテスト機を取り揃えており、少量の原料処理テストからスケールアップテストまで幅広いニーズに対応しております。経験豊富なスタッフがお客様の最適な原料処理方法をご提案いたします。
まずは、お気軽にご相談ください。
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